2011年6月7日火曜日

槙谷美貴子と石器等の道具

こんにちは。今日も槙谷美貴子が歴史の話をしますのでよろしくお願いします
今日の槙谷美貴子の話は石器を中心に行こうと思います。

猿人からはじまった人ですが、ホモサピエンスになるまで何もしなかったわけではありません。
その過程での一番の始まりの道具は、骨や木の棒から道具を使うことから始まっています。
しかし、骨や木の棒等のものは遺物として残りにくいし、出土しても道具なのか区別がつきにくいので、いつ頃から、どのように使っていたのかよくわかりません。
はっきり道具とわかるものとしては石器があり、今のところ250万年前のものが最古とされています。
その石器も打ち砕いたもので、まだ言語能力もない状態だったためなのか、極めて限定されているのかはわかりませんが、10万年前頃まで、つまり200万年以上も、石器の形態に大きな進歩がみられない状態の石器だったのです。
道具・言語とならんで人類の特徴とされる火の使用についても、状況は似たようなものでアフリカ大地溝帯で発見された140万年前の火の使用跡が最古とされているが、火のおこし方は知らなかったようで、野火や落雷などから偶然にえた火を絶やさないよう努力していたと考えられるそうです。
新人があらわれて10~20万年たち、今から5万年ほど前になると、人類は道具の製造や形態が格段によくなっていきます。
そして、この頃には言語は十分発達していたと考えられ、集団行動や役割分担も巧みになり、火おこしや調理・野獣よけ・狩りが出来るようになります。
この時代は最終氷期といって、平均気温は現在より4~5℃も低かったそうで、ユーラシア大陸の北辺は氷河に覆われており、現在のフランスにツンドラが広がっていたともいわれます。
しかし人は毛皮を縫い合わせた服や炉を備えた住居を作り果敢にマンモスやトナカイを追いかけていたと聞きます。
そしてどんどん人の住処が拡大して行き、充実していく事になるわけですね。

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